【SBM応用編④】「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから我慢して!」はもう卒業。きょうだい喧嘩が激減するSBM流「仲裁術」

【SBM応用編④】「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから我慢して!」はもう卒業。きょうだい喧嘩が激減するSBM流「仲裁術」

こんにちは、たこさん先生です!🐙✨

SBM(セキュア・ベース・メソッド)応用編、これまでは「レジリエンス」「問いを立てる力」「お金の教育」と、AI時代を生き抜くための「個人の力」を育てる話をしてきました。

さて、応用編第4回のテーマは、家庭内での人間関係、そう、「きょうだい喧嘩」についてです。

毎日のように繰り広げられる、おもちゃの取り合い、些細なことでの言い合い、叩いた叩かれたの騒ぎ…。

「もう、いい加減にして!」「うるさい!」 と、つい怒鳴ってしまったり、

「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから、貸してあげなさい!」 と、上の子ばかりに我慢させてしまったりして、後で自己嫌悪に陥ることはありませんか?

きょうだい喧嘩は、親のストレスの大きな原因の一つです。でも、対応を間違えると、子どもたちの心に深い傷を残したり、きょうだい仲を悪化させてしまうこともあります。

今回は、SBMの「安全基地」という視点を使って、子どもたちの心を傷つけず、むしろ社会性を育てる機会に変える「SBM流仲裁術」についてお話しします!


喧嘩は「社会性のトレーニングジム」!親は名レフェリーになろう

喧嘩している子どもたちと、レフェリーの格好をした親御さんの画像

まず、大前提として知っておいてほしいのは、「きょうだい喧嘩は悪いことではない」ということです。

家庭は、子どもにとって一番小さな「社会」です。きょうだいは、自分とは違う考えや欲求を持つ、最初の「他者」です。

喧嘩を通して、子どもたちは、

  • 自分の主張を伝える方法
  • 相手の気持ちを想像すること
  • 妥協点を見つける交渉術
  • 感情をコントロールする方法
  • 仲直りの仕方

といった、生きていく上で不可欠な「社会性」を学んでいるのです。いわば、喧嘩は「社会性のトレーニングジム」のようなもの。

親の役割は、喧嘩を「やめさせる」ことではありません。子どもたちが安全にトレーニングできるよう見守り、必要な時に適切なサポートをする「名レフェリー」になることです。


SBM流仲裁術:介入の基準は「安全基地」が脅かされた時

では、どこまで見守り、どこから介入すべきなのでしょうか?

SBMの視点では、その基準は明確です。 「どちらかの子どもの『安全基地(心と体の安全)』が脅かされた時」が、親の出番です。

ケース①:見守る(介入しない)

  • 状況: 口喧嘩、軽い物の取り合いなど。
  • 対応: 基本的に見守ります。親がすぐに口を出すと、子どもたちが自分で解決する機会を奪ってしまいます。危険がない限り、少し距離を置いて観察しましょう。

ケース②:介入する(レフェリー登場)

  • 状況:
    • 叩く、蹴るなどの暴力が出た時。
    • 相手の人格を否定するような暴言(「タヒね」「消えろ」など)が出た時。
    • 一方的な力関係で、どちらかが過度に萎縮している時。
  • 対応(SBM流仲裁ステップ):
    1. まずは止める: 「ストップ!叩くのはダメ!」「その言葉は傷つくよ」と、危険な行為を毅然と止めます。
    2. 感情を代弁する(共感): 双方の言い分を聞き、それぞれの「気持ち」を代弁します。「〇〇ちゃんは、これが使いたかったんだね」「◇◇くんは、急に取られて嫌だったんだね」。「どっちが悪い」とジャッジしないことが重要です。
    3. 解決策を考えさせる: 「じゃあ、どうしたら二人とも納得できるかな?」と問いかけ、子どもたち自身に解決策を考えさせます。(例:「順番交代にする」「時間を決める」など)

「上の子」の安全基地を守れ!不公平感をなくす秘訣

きょうだい喧嘩で最も難しいのが、「上の子への対応」です。

つい「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから譲ってあげなさい」と言いがちですが、これはNGです。上の子だって、まだ甘えたい子どもです。「下の子ばかりずるい」「親は自分を愛していない」という強い不公平感と寂しさを抱え、それが下の子への攻撃性に繋がっていることも少なくありません。

SBM流の秘訣は、「上の子の安全基地を徹底的に強化する」ことです。

  • 上の子の気持ちを優先的に聞く: 下の子が泣いていても、まずは上の子に「何があったの?嫌だったね」と声をかけ、気持ちを受け止めます。
  • 二人きりの時間を作る: 下の子が寝ている間などに、上の子とだけ向き合う特別な時間を作り、「あなたが一番大切だよ」と愛情を伝えます。
  • 「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから」を禁句にする: 年齢や役割ではなく、一人の人間として接します。

上の子の心が満たされれば、自然と下の子に対する寛容さが生まれ、喧嘩は激減していきます。


親自身の「イライラ」対策も忘れずに

いかがでしたか? 「そうは言っても、毎日のギャーギャー声を聞いていると、こっちの気が狂いそう!」

そう思う親御さんもいるでしょう。痛いほど分かります。きょうだい喧嘩の騒音は、親のメンタルを激しく削ります。

もし、喧嘩の声を聞くだけで瞬間的にイライラが爆発してしまうなら、それはあなた自身の「心のコップ」が限界を迎えているサインかもしれません。

SBMの基礎編でお話しした「6秒ルール」や「トイレへの避難」で、物理的に距離を取ることも有効です。

そして、なぜそこまでイライラしてしまうのか、その根本原因にある「〜すべき」という信念(例:「家は静かであるべき」「きょうだいは仲良くすべき」)を見つめ直すことも必要かもしれません。

たこさん先生のワークブックは、そうした親自身のイライラのパターンを発見し、心を軽くするためのツールでもあります。親の心が整えば、喧嘩の見守り方も変わってきますよ。


次回予告:SBMを総動員!たこさん先生の「お出かけ実践ログ」(仮)

次回は、少し趣向を変えて、たこさん先生のリアルな実践レポートをお届けします!

テーマは、子連れお出かけ。 「準備でイライラしないための環境設計」 「出先での癇癪への対応」 そして「親自身が楽しむためのマインドセット」

SBMの全要素を総動員した、ドタバタ&楽しいお出かけの様子を赤裸々に綴ります。お楽しみに!

▶[もう「感情的に怒らない親」になる!怒りの裏に隠れた『本当の気持ち』の見つけ方はこちら]

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