こんにちは、たこさん先生です!🐙✨

前回の記事では、子どもの話を聴くための「基本の姿勢(手を止める、体を向ける、目を合わせる)」についてお話ししました。
「意識してスマホを置くようにしたら、子どもが嬉しそうに話し始めました!」 「目を見て話すだけで、こんなに反応が違うんですね!」
そんな嬉しい実践報告も届いていて、たこさん先生も感激しています!姿勢を変えるという小さな一歩が、確かな変化を生んでいるんですね。
さて、今回はさらに一歩踏み込んで、より実践的な内容へ進みます。
テーマは、子どもの心を開く「共感」の言葉かけです。
姿勢が整ったら、次は「言葉」です。子どもがネガティブな感情を出した時、あなたはどんな言葉をかけていますか?
「保育園行きたくない!」「ヤダ!」と子どもが泣き叫んでいる時。
親としては心配だし、時間もないし、つい焦ってしまって…
「そんなことで泣かないの!」 「ワガママ言わないで、早くしなさい!」 「もっと強くならないとダメでしょ!」
…こんな風に、「正論」や「アドバイス」、時には「励まし」のつもりで、強い言葉をかけてしまうこと、ありませんか?
痛いほど分かります。私も以前はそうでした。親心からなんですよね。
でも、実はその言葉が、かえって子どもの心を閉ざし、状況を悪化させてしまっているかもしれないんです。
今回は、子どもの傷ついた心を癒やし、驚くほど落ち着きを取り戻させてくれる、もっとシンプルでパワフルな魔法の言葉、「共感フレーズ」についてお話しします。
なぜ、アドバイスよりも「共感」が必要なの?
子どもが「幼稚園行きたくない」「お友達に意地悪された」とネガティブな感情をぶつけてきた時。親としては心配で、すぐに解決してあげたくなりますよね。
でも、子どもが感情的になっている時に正論やアドバイスを言っても、残念ながら心には届きません。むしろ、「僕の気持ちを分かってくれない」「否定された」と感じて、心を閉ざしてしまうことさえあります。

嵐が来ている時に、無理やり船を出そうとしても危険なだけです。まずは安全な港で、嵐が過ぎ去るのを待つ必要がありますよね。
子どもの心も同じです。ネガティブな感情の嵐が吹き荒れている時は、まずその感情をそのまま受け止め、安心させてあげることが最優先。それが「共感」です。
共感されることで、子どもは「自分の気持ちは間違っていないんだ」「どんな自分でも愛されているんだ」と安心し、嵐が過ぎ去った後に、自ら立ち上がる力を取り戻すことができるのです。
今日から使える!魔法の「共感フレーズ」3選
では、具体的にどんな言葉をかければいいのでしょうか? 難しく考える必要はありません。子どもの気持ちを「代弁」し、「オウム返し」するだけで十分なんです。
たこさん先生おすすめの、魔法の共感フレーズをご紹介します!
① 気持ちを代弁する「そっか、〇〇だったんだね」
子どもが「もう嫌だ!」と泣いている時。その裏にある気持ち(悲しい、悔しい、怖い、疲れたなど)を想像して、言葉にしてあげましょう。
- 子ども: 「おもちゃ取られた!もう嫌だ!」(泣)
- 親(×): 「貸してあげなさいって言ったでしょ!」(正論・否定)
- 親(〇): 「そっか、まだ遊びたかったのに取られて、悔しかったね(悲しかったね)。」
自分のモヤモヤした気持ちに親が「名前」をつけてくれることで、子どもは深く理解されたと感じ、落ち着きを取り戻します。
② そのまま返す「オウム返し」
気持ちが分からない時や、子どもが言葉にならない想いをぶつけてきた時は、子どもの言葉をそのまま繰り返すだけでも効果抜群です。
- 子ども: 「幼稚園、行きたくない…」
- 親(×): 「何言ってるの、行かなきゃダメでしょ!」(否定・強制)
- 親(〇): 「そっか、幼稚園、行きたくないんだね。」(受容)
否定せずにそのまま返すことで、「あなたの気持ちをちゃんと聞いているよ」というメッセージが伝わります。
③ 気持ちを肯定する「それは〇〇だよね」
子どものネガティブな感情を、「それは自然なことだよ」と肯定してあげましょう。
- 子ども: 「発表会、怖いよ…」
- 親(〇): 「そうだよね、たくさんの人の前でやるのは怖いよね。ドキドキするよね。」
「怖いと思ってもいいんだ」と親が許可を与えることで、子どもは安心して自分の感情と向き合えるようになります。
「共感したいのに、イライラが爆発しそう!」というあなたへ

いかがでしたか?これらのフレーズ、頭では理解できたでしょうか?
…でも、正直に言うと、こんな風に思う方もいるのではないでしょうか。
「理屈は分かる。でも、子どもがギャン泣きしている時に、冷静に『悲しかったね』なんて言えるわけない!こっちがイライラして爆発しそう!」
そうなんです。ここが「共感」の最も難しい壁なんです。
いくら言葉かけのテクニックを知っていても、親自身の心が怒りや不安でパンパンになっていたら、子どものネガティブな感情を受け止める余裕なんて生まれません。
むしろ、子どもの感情に引きずられて、親のイライラが倍増してしまうことだってあります。
「共感の技術」を本当に活かすためには、まず、あなた自身の「怒りのマグマ」を鎮め、心の容量を空けておくことが絶対条件なのです。
もしあなたが、「共感してあげたいのに、どうしてもイライラが勝ってしまう」と感じるなら、それはテクニック不足でも愛情不足でもありません。
あなた自身の心が「私も助けて!」「私の気持ちも分かって!」と悲鳴を上げているサインなのです。
親だって、人間です。疲れていたら、余裕なんてなくなります。
そんな時は、無理に子どもに共感しようとせず、まずあなた自身の内面と向き合い、溜まった感情を癒やす時間が必要です。
たこさん先生の作ったワークブックは、まさにそのためにあります。あなたがどんな時に、なぜイライラしてしまうのか。その根本原因を見つけ、心を軽くするためのガイドです。
親の心が整って初めて、本当の意味で子どもの心に寄り添えるようになります。 焦らず、まずはあなた自身を大切にすることから始めてみましょう。
次回予告:子どもの「困った行動」の裏にあるサイン

次回は、SBM【心のモード】の最終回です。 「癇癪(かんしゃく)」「ワガママ」「試し行動」など、親を悩ませる子どもの「困った行動」。その裏には、実は子どもからの切実なSOSが隠されていることがあります。そのサインの読み解き方と、対応のヒントを一緒に学びましょう。
どうぞお楽しみに!
解説しています。
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