こんにちは、たこさん先生です!🐙✨

前回の記事では、イライラを物理的に減らすための「環境設計」についてお話ししました。
環境を整えて、親の心に少し余裕ができたところで、いよいよSBM(セキュアベースメソッド)は核心部分へと進んでいきます。
今回のテーマは、お子さんの「内なる世界」です。
具体的には、「子どもの話をどう聴くか?」というお話です。
「え?話ぐらいちゃんと聞いてるよ。毎日『学校どうだった?』って聞いてるし…」
そう思ったあなた。ちょっとドキッとする質問をしてもいいですか?
あなたは、お子さんの「言葉(事実)」を聞いていますか? それとも、言葉の奥にある「気持ち(感情)」を聴いていますか?
この違いが、お子さんの「自己肯定感」を育てる上で、決定的に重要な鍵になるんです。
なぜ、子どもの話は「聴く」のが難しいの?
私たちは毎日忙しいです。夕飯を作りながら、明日の仕事のことを考えながら…。そんな時に子どもが「ねぇねぇ、聞いて!」と寄ってきても、つい生返事をしてしまったり、「後でね」と言ってしまったり。
あるいは、子どもが泣き言を言うと、親心から「そんなことで泣かないの!」「もっと強くならないと!」と、すぐにアドバイスや解決策を言いたくなってしまいますよね。
痛いほど分かります。親だって人間ですから、いつも完璧にはできません。
でも、子どもが求めているのは、「正しいアドバイス」ではないことがほとんどなんです。
彼らが求めているのは、「自分の気持ちを、そのまま受け止めてもらうこと」。 ただそれだけで、子どもは「自分は大切な存在なんだ」と感じ、安心して前に進むエネルギー(=自己肯定感)を充電できるのです。
今日からできる!自己肯定感を育む「魔法の聴き方」2つのステップ
では、どうすれば「気持ち」を受け止める聴き方ができるのでしょうか? 難しい心理学のテクニックはいりません。今日からできる、2つの小さなステップをご紹介します。
ステップ①:「体」を向けて、目線を合わせる
子どもが話しかけてきたら、まずやめてほしいのが「ながら聴き」です。スマホを見ながら、洗い物をしながら…。これでは「あなたの話は重要じゃない」というメッセージが伝わってしまいます。
- 手を止める: ほんの数十秒でいいので、作業の手を止めてみましょう。
- 体を向ける: おへそを子どもに向けます。
- 目線を合わせる: 小さいお子さんなら、しゃがんで目線の高さを合わせましょう。
これだけで、子どもは「あ、ママ(パパ)は今、私に向き合ってくれている!」と安心感を覚えます。言葉よりも、この「体の態度」が何より雄弁に愛を伝えます。
ステップ②:言葉の裏にある「気持ち」を言葉にする(共感)
子どもが「今日、〇〇ちゃんに意地悪された」と言ってきた時。 つい「やり返さなきゃダメでしょ!」などと言いたくなりますが、グッとこらえて。事実ではなく、その時の子どもの「気持ち」に焦点を当てます。
- 子ども: 「今日、〇〇ちゃんに意地悪されたの…」
- 親(共感): 「そっか、意地悪されたんだね。それは悲しかったね(または、悔しかったね)。」
このように、「悲しい」「悔しい」「怖い」「嬉しい」といった感情の言葉を補って返してあげるのです。
自分のモヤモヤした気持ちに親が「名前」をつけてくれることで、子どもは「自分の気持ちを分かってもらえた!」と深く癒やされます。これが、最強の「受容」であり、安全基地の役割です。
「頭では分かるけど、イライラして聴けない!」というあなたへ
いかがでしたか?「これならできそう!」と思いましたか?
…でも、正直に言うと、こんな風に思う方もいるのではないでしょうか。
「理論は分かる。でも、自分が疲れてイライラしている時に、子どものネガティブな感情に寄り添うなんて、絶対に無理!」

そうなんです。ここが一番の難関なんです。
いくら「聴き方のテクニック」を学んでも、親自身の心が怒りや不安でパンパンになっていたら、子どもの気持ちを受け止める余裕なんて生まれません。
口先だけで「悲しかったね」と言っても、顔が引きつっていたり、イライラしたオーラが出ていれば、子どもは敏感にそれを察知します。
「聴く技術」を本当に活かすためには、まず、あなた自身の「怒りのマグマ」を鎮めることが先決なのです。
もしあなたが、「聴いてあげたいのに、どうしてもイライラが邪魔をする」と感じるなら、それはテクニック不足ではなく、あなた自身の心が「助けて!」と叫んでいるサインかもしれません。
そんな時は、一度立ち止まって、あなた自身の内面と向き合う時間が必要です。
たこさん先生の作ったワークブックは、まさにそのためにあります。あなたがどんな時に、なぜイライラしてしまうのか。その根本原因を見つけ、心を軽くするためのガイドです。
親の心が整って初めて、本当の意味で子どもの心に寄り添えるようになります。 焦らず、まずはあなた自身を大切にすることから始めてみましょう。
次回予告:子どものSOSを見逃さないために

次回は、「子どもの困った行動の裏にあるサイン」についてお話しします。癇癪(かんしゃく)やワガママは、実は子どもからのSOSかもしれません。その読み解き方を一緒に学びましょう。
どうぞお楽しみに!
[▶︎ こちらもチェック:子どもが泣いている時、つい「正論」を言っていませんか?心を閉ざすNGワードと、劇的に落ち着く「魔法の共感フレーズ」3選] [◀ こちらもチェック:「気合い」で我慢するのはもう終わり!子育てのイライラを劇的に減らす「環境設計」の魔法]
コメント