賢い子に育ってほしい親必読!タルムード『二人の乞食』が教える、逆転の発想と協力のチカラ。

賢い子に育ってほしい親必読!タルムード『二人の乞食』が教える、逆転の発想と協力のチカラ。

こんにちは、たこさん先生です🐙

これからの時代を生き抜く子どもたちには、ただ勉強ができるだけでなく、「自分の頭で考えて問題を解決する力」や、「他者と協力して目標を達成する力」を身につけてほしい。そう願う親御さんは多いのではないでしょうか?

でも、どうやってその「生きる知恵」を教えればいいのか、悩みますよね。

今日は、そんな親御さんにぴったりの、ユダヤの教え「タルムード」の小話『二人の乞食』をご紹介します。

最初に言っておきますが、このお話、一見すると「ずる賢い」詐欺のような話に思えるかもしれません。

しかし、だからとても面白いんです。この物語には、困難な状況を打破するための「戦略的な思考」と、それを正しく使うための「親子の対話」のヒントが詰まっています。

ぜひ、最後まで読んでみてくださいね。


目次

二人の乞食

中世のフランス王国でのこと。二人のユダヤ人の乞食が、生き延びるためのお金を稼ごうとしていた。彼らは相談の末、ある作戦を立てた。

一人は、ユダヤ教のシンボルである「ダビデの星」を描いた布を前に置き、道端に座った。 もう一人は少し離れた場所に、「十字架」を置いた布を広げて座った。彼自身もユダヤ人だが、キリスト教徒のふりをしたのだ。

当時のフランスは、圧倒的にキリスト教徒が多かった。当然のことながら、道行く人々は十字架を置いた男の方に多くの硬貨を投げ入れた。

しかし、彼らはここからが違った。 十字架の方にある程度お金が貯まると、二人は人目につかないようにこっそりと連絡を取り、集まったコインをすべて「ダビデの星」の男の方へ渡してしまったのだ。

こうして、常に「ダビデの星の前には硬貨が山積みになり、十字架の前には一枚のお金もない」という状況をわざと作り出した。

そこへ、あるキリスト教の神父が通りかかった。 神父は、異教徒であるユダヤ人の前にはお金が溢れているのに、同じキリスト教徒の前が空っぽなのを見て、心を痛め、同時に憤慨した。

「なんと哀れな…。同じキリスト教徒がこんな目に遭っているのに、ユダヤ人ばかりが儲かっているとは許せん!私が助けてやらねば」

神父はそう言うと、対抗心を燃やし、ユダヤ人側に見せつけるかのように、何枚ものコインをたっぷりと十字架の布の上に置いていった。

二人は人々のこうした心理を利用する作戦を何日も繰り返し、まんまと商売を始めるための十分な元手を稼ぎ出したのだった。


たこさん先生の解説:この話が教える「生き抜く知恵」

この話から学べることは大きく2つあります。

1. 逆転の発想(戦略的思考)

普通なら「自分の方が多くもらいたい」と思うところを、彼らはあえて「一方が空っぽで、もう一方が山積み」という状況を作り出しました。人の「同情心」や「対抗心」を逆手に取った、非常に戦略的なアプローチです。「まともにやってもダメなら、どうすればいいか?」と、柔軟に視点を変えることの大切さを教えてくれます。

2. 共通の目的のための協力

彼らは「商売の元手を稼ぐ」という共通の目的のために、個人の欲(自分が多く持っていたい)を捨てて完璧に協力しました。一人が裏切れば成り立たない作戦です。信頼できる仲間と協力することで、一人ではできない大きな成果を出せることを示しています。


⚠️ ちょっと待って!「これって嘘つきじゃないの?」と思った方へ

ここまで読んで、モヤッとした方もいるのではないでしょうか?

「これって、人を騙しているから悪いことじゃない?」 「嘘をつくことを子どもに教えるの?」

そう感じた方、その感覚は大正解です! 素晴らしい倫理観をお持ちです。 現代の日本でこれをそのままやったら、ただの「詐欺」になってしまいますよね(笑)。

タルムードの物語が生まれた背景には、彼らが迫害され、力を持てなかった時代に「弱者が生き残るためには、綺麗事だけでなく、知恵とユーモアが必要だった」という極限状態の教訓があります。

だからこそ、この話は「親子の対話」に最高の教材になるんです。

ただ「すごいね」で終わらせるのではなく、あえてこう問いかけてみてください。

  • 「この二人、頭はいいけど、嘘をついているのはどう思う?」
  • 「もし嘘をつかずに協力するとしたら、どんな方法があったかな?」

「賢さ(スキル)」と「道徳(モラル)」をセットで考えさせること。 これこそが、AI時代に必要な「本当の教養」を育みます。


SBM視点:「賢さ」を発揮するための土台とは?

賢さは強力な武器です。しかし、使い道を間違えると、この物語のように人をだましたり、ずるをしたりする方向に使われてしまうリスクもあります。

では、子どもがその「賢さ」を、誰かを傷つけるためではなく、「誰かを幸せ背にするため」「世の中をよくするため」に使えるようになるにはどうすればいいのでしょうか?

それこそが、たこさん先生が提唱する【SBM (セキュア・ベース・メソッド)】の核心です。

人がずるをしたり、他人をだまそうとしたりするのは、多くの場合「不安」だからです。「損をしたくない」「自分だけが生き残りたい」という欠乏感が、知恵を悪い方向に使わせます。

逆に、親が子供の「心の安全基地(セキュアベース)」となり、無条件の愛で心を満たしてあげると、子どもは深い安心感を得ます。

「自分は愛されているから大丈夫」

この土台があって初めて、子どもは自分の持っている高い知能や柔軟な発想を、正々堂々と「価値を生み出すこと」や「仲間と助けあること」に使えるようになるのです。

賢い頭脳という「エンジン」と、正しい倫理観という「ハンドル」。この両方を育てるために、まずは親子の信頼関係という土台(SBM)を見直してみませんか。


本日のまとめ

  • 戦略的思考: 常識を疑い、人の心理を読み解く視点を持つ。
  • 倫理観の育成: 「賢さ」と「善悪」について親子で議論する。
  • SBMの重要性: 賢さを正しく使うためには、心の安心感が必要不可欠。

それでは、また次回の記事でお会いしましょう!

[▶︎ こちらもチェック:イライラしない親になる!SBMの基本「3つの心のモード」とは?]

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